データのバックアップと持ち出し

入門 約5分 最終更新 2026-11-02

ShareDan CMS は、サイトのコンテンツ・ファイル・設定を世代管理バックアップとして自動/手動で取得し、障害や誤操作のときに任意の世代へサイト全体を復元できます。この機能はテナント管理画面(バックアップ・リストア管理画面)で提供されるもので、公開API/SDK の使い方は変わりません。

開発者がバックアップのために実装することはありません。サイトのデータ保全は管理画面側の機能で完結します。公開APIで取得する内容・エンドポイント・SDKのメソッドはこれまでどおりで、自前のバックアップ処理をサイト側に用意する必要はありません。

1. 開発者が実装することはない

バックアップと復元はテナント管理者が管理画面から操作します。公開API(/api/v1/...)はこれまでどおり読み取り専用で、バックアップのためのエンドポイントやパラメータは増えません。SSG/ISR/CSR のどの構成でも、サイト側のコードに変更は不要です。

2. 何がバックアップされるか

サイト単位の論理バックアップとして、おおむね次のデータが対象です。

  • コンテンツ:投稿・FAQ・固定コンテンツ(公開版と下書き版)、カテゴリ/種別、タグ、カスタムブロック。
  • フォーム:フォーム定義と送信データ。
  • 多言語:自動翻訳・言語別編集の翻訳データ(オプション利用時)。
  • ファイル実体:画像・PDF などのアップロード済みファイル。
  • サイト設定・外部連携:サイト設定、Webhook/GitHub Actions/Slack などの連携設定(シークレットは暗号化したまま保全)。
  • 監査証跡:操作ログ・承認履歴(バックアップには含みますが、復元では既存の証跡を保全するためスキップします)。

3. 取得のタイミングと世代

  • 自動:週次のフルバックアップと日次の差分バックアップを定期的に取得します。
  • 手動:管理画面から即時に取得できます(大きな変更や公開の直前などに)。
  • 世代管理:フル数世代+差分直近分を合計およそ30日保持し、古い世代は自動で整理されます。各世代は種別(フル/差分)・取得日時・サイズ・状態・保持期限とともに一覧で確認できます。

4. 復元 — 任意の世代へ

復元は現在のサイトを選択した世代で置換する方式です(別サイトへの複製は行いません)。投稿やカテゴリの ID を保持したまま置き換えるため、アイキャッチや関連URLなどの参照関係もそのまま戻ります。

  • 操作できるのは管理者ロールのみ:2段階認証(2FA)済みのテナント管理者が、サイト名の確認入力と最終確認を経て実行します(閲覧ロール・編集ロールは世代一覧・進捗の閲覧のみ)。
  • 安全側に倒す:復元の直前に現状のバックアップを自動取得し、実行中はメンテナンスモードになります。完了後は公開APIのキャッシュをパージします。
  • ファイルは再スキャン後に公開:復元したファイルはマルウェア再スキャンが完了(clean)するまで公開配信されません。

5. データの持ち出し

各世代は署名付きの期限URLでダウンロードできます。手元にサイトのバックアップを保管したいときや、契約終了時にデータを持ち出したいとき(利用規約第22条)に利用できます。成果物には送信データなどの個人情報が含まれ得るため、配布は署名付きURL経由に限られます。

6. 2層のバックアップ

バックアップは2つの層で守られています。

  • L1(基盤・運営側):データベース全体の自動バックアップ(ポイントインタイムリカバリ7日)。基盤障害からの復旧を目的とし、運営が管理します。
  • L2(サイト単位・本機能):サイトごとの論理バックアップ。取得・ダウンロード・任意世代への復元をテナント管理者が操作できます。
バックアップの保持期間はプランによって異なります(プラン別の詳細は利用規約・料金表をご確認ください)。
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